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鮮血のエクスタシー 8


鮮血のエクスタシー 8

 岩丸は左手で暁美の乳房を揉みながら嗤っていた。そして、右手に持っている小さな注射器を暁美の目の前に翳した。
「お前を天国に連れてってやるクスリだ」
 透き通った液体に、暁美の眼の色が変わる。
「あん、早くぅ……」
「そうせかすなよ」
 岩丸は期待でわなわな震える暁美の左腕を掴んで静脈を探り出すと、慎重に針を差し込んだ。
「あああっ!」
 暁美の体が震える。そのままぐうっとシリンダーを押し込む。
「ああ……」
 針を抜くと、わずかに血が滲んでいた。岩丸はそれを舐め取る。
「あ……」
 岩丸が暁美の股間に手を伸ばす。愛撫に暁美は身を委ねる。股間がたちまち濡れてきた。乳首も女の肉芽も痛いほどに屹立しているのがわかる。
 暁美の変化に、岩丸が満足そうにほくそ笑んだ。
「ヤクの効果が出てきたようだな」
 火照った裸身をうねらせて身悶え始めた暁美を満足そうに眺めながら、自らの腕にも覚醒剤を注射した。
「ああ……は、早く……」
 性に狂った暁美は、焦れったそうに岩丸のペニスに手を伸ばしと、細くしなやかな指で何度もさすった。岩丸のペニスはすでに臨戦態勢だった。
「あ……すごい……」
 赤黒くそそり立った若いペニスを潤んだ目で見つめていた暁美は、それを掴み、口へ持っていこうとする。岩丸はそれを止め、暁美を乱暴に押し倒した。
「天国へ連れてってやるぜ」
 岩丸は暁美にのしかかった。シャブをぶち込んだ女に、面倒な愛撫など必要ない。腹にくっつくほど勃起した硬い肉棒を掴むと、いきなり暁美の媚肉へと乱暴に突っ込んだ。
 既に濡れていた暁美の膣が、難なく岩丸を飲み込んでいった。
 暁美が熱に冒されたような熱い肢体をぶるるっと震わせて絶叫した。岩丸は暁美の痙攣を手で押さえ込みながら腰を使い出した。ぐうっと腰を送って暁美の最奥を抉り、腰を引いて抜き、そしてまた深く突き入れる。硬い肉棒で暁美の膣内をこねくり回し、掻き出すように律動する。
 動きを休めることなく、岩丸は厭きることなく暁美を責め続けた。暁美の爛れた性感は何度も頂点に達し、そのたびに声をあげて仰け反った。
 最後に岩丸は、力の入らない暁美の腰を掴むと、今まで以上に凄まじいほどの律動を加えた。

 枕もとの電話が鳴る。岩丸の隣で枕に顔を埋めてぐったりしていた暁美が、手を伸ばして電話を取った。このご時世、この部屋の電話はまだ固定式だ。
「女を連れてきました」
「俺が下りるまで裸にしておけ」
 電話を切ると、「仕事だ」といって、まとわりついていた暁美の身体を剥がした。
 服を着て部屋を出る。抗争の時にアジトにするため、普段は暁美に貸して管理させている一戸建ての家だ。
 車庫に下りると、裸の女を四人の男が囲んでいた。
「こいつか?」
「はい」スナックの責任者が頭を下げた「この女に間違いないです。味見もしているんで、裸も見ています」
 女の頬が腫れ上がっている。
「で、吐いたのか?」
「店には別の女が行ってたらしいです。すり替わったようです」
 岩丸が床に蹲る女を、にやけた目で見下ろした。
「おい」
 岩丸が女を睨んだ。
「おまえ、権藤の親父を殺すために、その女に手を貸したのか?」
「知らなかったんです」女が怯えながら答えた。「組長が殺されることになるなんて」
「どこの女だ?」
「知りません」
 岩丸が女を蹴り上げた。女が悲鳴を上げる。
「本当に知らないんです。お金で頼まれたんです。あの店の面接を受けてこいって」
「その女、店のことを詳しく調べていたみたいです」子分の一人が言った。「こいつの店、面接するマネージャーは店には顔を出さねえんです。面接して女の採用を決めるだけなんです。店には別のマネージャーがいるんで」
「馬鹿野郎。それで親父が殺されてんだ。お前らも下手すると、チンポぶった切られるぜ」
 若い男が唾を飲んだ。
「その女とどこで知り合った?」
「クラブで声をかけてきたんです。それで一緒に飲みに行って」
「その女とやったのか?」
 女が下を向いた。
「答えろよ」
「はい……。お金をあげるからと言われて、抱かれました。金が欲しかったんです」
「その女はレズビアンなんだな」
「はい……」
「特徴は?」 
「スポーツ選手のような筋肉質な身体でした。鍛えているって感じの」
 プロだな。誰かに雇われたのか。しかし、女の殺し屋とは珍しい。会ってみたいもんだ。
「よし、仕込んでいいぞ」
 岩丸の合図で、女を囲んでいた男たちが女に襲いかかった。女の悲鳴が上がった。一人が女の手を押さえ、一人が女に覆いかぶさっていく。残り三人が、その様子をにやけながら見ていた。
みんなで女を犯したあと、シャブを覚えさせて裏風俗に落とす。シャブ漬けにして変態の客を取らせることになる。
 女のプロ。
 レズビアンか。店の女に指示して新宿二丁目に探しにいかせるか。ヒットマンを探し出して幹部の前に差し出せば、俺は出世できる。

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