鮮血のエクスタシー 13
鮮血のエクスタシー 13
足元に跪くと、少女は岩丸のベルトを外した。そしてファスナーを開けて、ズボンを下げた。ためらうことなく陰部を覆っているトランクスを膝まで下ろし、露になったペニスを口に咥えた。
大きな音を出して少女がしゃぶる。唾液をたっぷりと陰茎に塗りつけながら左手で優しく扱き、口に陰嚢を含んで舌を絡ませる。淫らな舌使いは素人離れしている。
まったく、最近の女子高校生というのは救いようがないな。上から少女を見下ろしながら、岩丸はにやりとした。
少女が上目遣いに岩丸を見る。女子高生の目じゃない。まるで娼婦だ。
「金が欲しけりゃ、気合を入れてやれ」
その言葉を合図に、少女は岩丸のペニスを激しく咥え込んで舌を絡ませた。舌使いも激しさを増していく。
岩丸が、テーブルに置いていた小さな注射器を少女に翳した。
「注射器……ですか……?」
「そうだ。中身はなんだかわかるか?」
「……」
「風邪薬じゃねえことくらいわかるだろ? ま、いい。とにかく、こいつをおまえに注射すん
のさ」
「え……」
少女が呆気にとられているうちに、岩丸は左手で少女の右腕をつかみ、血管を探る。
「シャブ、食ったことあんのか?」
少女が首を横に振る。しかし、眼は完全に好奇心に魅せられていた。
岩丸は少女の腕の血管を指で押さえた。少女の動きが止まった。岩丸は浮き出た血管に針先を挿し込んだ。
「ひっ!」
「動くなよ。折れちまうぜ」
そのままぐうっと押し込み、シリンダーを押した。
「あっ……」
血管の内部に薬液が入る違和感に、少女は顔を歪めた。見る間に薬液はすべて少女の血管に注射された。
「お前を天国に連れてってくれるクスリだ」
そう言いながらゆっくりと少女の乳房を揉み込む。
「あ……」
岩丸の愛撫に身を委ねていた少女の身体に、すぐに異変が現れた。
「感じるだろ?」
「なんか、身体の中が熱い……」
岩丸が少女の股間に手を伸ばした。少女が小さな悲鳴を上げる。股間がもう濡れていた。乳首も肉芽も痛いほどに屹立している。
「へへ、さっそくシャブの効果が出てきたようだな」
少女の変化に、岩丸がニヤニヤしながら言った。少女をクスリ漬けにするつもりだった。この調子で毎日注射すれば、一月もしないうちにそうなるだろう。火照った裸身をうねらせて身悶え始めた女子高生を満足そうに眺めながら、岩丸は自らの腕にも覚醒剤を注射した。
「ああ……は、早く……」
性に狂った女子高生は、焦れったそうに岩丸のペニスに手を伸ばしていた。細くしなやかな指で何度もさすっていたが、そんなことせずとも岩丸の肉棒は臨戦態勢だった。
「あ……すごい……」
赤黒くそそり立ったペニスを潤んだ目で見つめていた少女は、それを掴み、口へ持っていこ
うとする。岩丸はそれを止め、少女を乱暴に押し倒した。
「すぐにでもお前を天国へ連れてってやるぜ」
そう言って少女にのしかかった。シャブの快感にとり憑かれた少女が、美しく見える。肉に狂う少女の美貌、甘い息遣いが、何倍にも感じられた。
シャブを打てば、視覚も聴覚も嗅覚も鋭敏になりすぎる。もちろん触覚も、そして性感もだ。ドクン、ドクンと動悸がするごとに、ジャッキアップするみたいに性欲がどんどん高まっていく。
そしてそれが尽きることがないのだ。もう面倒な愛撫などしていられなかった。
腹にくっつくほど勃起した硬い肉棒を掴むと、いきなり少女の媚肉へと乱暴に突っ込んだ。
「ああああっ!」
少女は既にぐっしょり濡れていて、難なく岩丸を飲み込んだ。
どんなに濡れていても、クスリで淫乱になっていても、女子高生はきつく締まりがいい。まるで肉布団の隙間に、無理矢理ペニスを突っ込んでいるかのような感触だ。
詰まった肉洞を強引に押し開き、その先が子宮口にぶち当たった時、少女は熱に冒されたような熱い肢体をぶるるっと震わせて絶叫した。岩丸は少女の痙攣を手で押さえ込んだ。
「なんだ、もういったのか?」
「ああ……すごくいい……」
「よぉし、存分に犯ってやるからな」
少女の返事を待つまでもなく、岩丸は腰を使い出した。ぐうっと腰を送って少女の最奥を抉り、硬い肉棒で女の膣内をこねくり回し、腰を引いて抜き、そしてまた深く突き入れる。蜜を掻き出すような律動を繰り返す。その動きに応え、少女の膣は荒々しく押し入ってくる肉棒を、襞を総動員して受け止め、愛撫した。その絡みついてくる襞を引き剥がすようにして、岩丸も激しくピストンする。
岩丸はは腰の動きを休めることなく、少女の乳房を握りしめた。子供とは思えない豊かな乳房に岩丸の指がめり込む。熱く固く勃起していた乳首を指で弾かれると、少女が大声をあげた。
仰け反る少女の首筋に唇を這わせながら、乳房を揉み続けた。胸と媚肉から怒濤のように快感を送り込まれ、少女の性感はあっという間に頂点に届いた。
ガクガクッと身体を痙攣させて、少女はまた達した。達した勢いで捩った腰を岩丸に掴まれた。
まだペニスは挿入したままだ。逃がさないよう抱え込んだ腰が、岩丸の腰に押しつけられる。胎内に埋め込まれていた肉棒が、さらに奥まで入っていった。
少女は見違えるほどに性反応を露わにしていた。あられもなく乱れ、身悶えて喘いだ。シャブで得られる快感は強烈だ。絶頂に達したまま、そこから降りられないのだ。女は連続的にいきまくることになる。
岩丸を離すまいと、少女が背中を掻き抱いている。いくたびにグッと力が籠もり、背中に爪を立てるのだが、岩丸は厭きることなく少女を責め続けた。
全身体液まみれだった。上半身は汗。下半身は腰だけでなく腿や臀部まで少女の粘液でねとついていた。結合部は、律動のたびに、粘度の高い音がしている。
性に狂った少女は身も心もどろどろにとろかされている。腰はくにゃくにゃと力が入らず、岩丸の力強い突き上げを受け、ガクン、ガクンと大きく仰け反っていた。その細腰は今にも砕かれてしまいそうだが、その実、大きな臀部が男の攻撃をしっかりと受け止めていた。
岩丸の方も、徐々に意識が虚ろになってくる。クスリが効いてきているのだ。欲望のままにこの少女を犯したかった。セックスの快感だけが思考を占めるようになっていた。
「よぉし、きっちりいかせてやるからな」
少女は妖しい苦悶の表情でガクガクうなずいた。それを見てから岩丸は、力の入らない少女の腰を掴むと、今まで以上に凄まじいほどの律動を加えていった。大きくぶるんぶるんと揺れる乳房に吸い付き、乳首を咬み、肌にキスマークが残るほどにきつく責める。
一段と激しくなった責めに、少女はたちまち追い上げられた。
少女は全身で岩丸を受け止めていた。彼の手が乳房に迫れば、胸を反らせて揉みやすくする。
腰を捻って奥まで突き入れようとすれば、自分でも腰を動かしてより深くまで受け入れた。もう口からは、セックスの快美に応える声しが出てこない。
岩丸も今度は耐え切れそうにない。唸りながら、思い切り腰を打ち込み、少女の子宮口に亀頭部を何度も叩きつけた。
少女は激しい絶頂に達し、ペニスを食いちぎりそうなほどの収縮を受けた岩丸は、たまらず射精した。
射精された瞬間、少女はたて続けに達した。
射精したというのに一向に性欲が収まらなかった。まだ何度でも出来る。これが出来るからわざわざ自分にも覚醒剤を打ったのだ。射精の快感の余韻が冷め切らぬまま、またしても少女の媚肉を犯していく。
射精してもまるで衰えない肉棒に、恐怖とたくましさを感じた少女は、つきあうように腰を動かし始めた。
少女はベッドの上でぐったりしていた。規則正しく、胸が上下している。股間の恥ずかしい穴から岩丸の放った精液が大量に零れ落ちているが、それを隠そうともしていない。シャブを仕込んでセックスすれば、女はだれでもこうなる。
くわえた煙草に火をつけた時、テーブルに置いていた携帯電話が鳴った。
「女の情報が入りました」幹部の男からだった。
「スナックのママの証言通りの女を見つけました。完璧なボディーで、175センチの背の高い、ぞくっとするほどいい女です。今度こそ間違いないですよ。今確認にいかせています」
店に多いタイプの女だが、徹底的に探して絶対見つけてやる。
「片っ端から面通しして、絶対女を捕まえろ。あと、明日の夜に新しい組長の部屋に極上の女を連れて行くんだ」
「へい、いいのが入ったところです。23の女で、いい身体しています」
「身元は大丈夫だろうな。今度下手売ったらお前も無事じゃ済まねえぜ」
「大丈夫です。裏取ってますから」
「あとで俺が確認する。それに、明日の幹部会の準備、抜かりの無いようにやれ。ラウンジの方は押さえたのか?」
「大丈夫です。ただ、当日は堅気の客もいるといわれて」
「構わねえよ。とにかく、組長はあのラウンジのコーヒーがお気に入りなんだ。コーヒーさえ飲めればいいだろうよ。あとは部屋で女としっぽり濡れるんだから」
「明日、楽しみですね」
「まあな」
岩丸は吸殻を灰皿に押し付けた。俺にもついに運が向いてきた。