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鮮血のエクスタシー 15


鮮血のエクスタシー 15

 思わずスキップしてしまいそうになった。足が弾んで仕方ない。少し歩いては通帳を覗きこむ。最高に幸せな気分だった。
 吉井勝を葬った報酬、三千万が振り込まれた。通帳には五千万の預金。一生働かないで生活できるとまではいかないが、この調子で続ければすぐに億に手が届く。
 殺しているのは悪い奴ら。殺されて当然の男たちばかり。きっと世のためになっているはずだ。
 途中でタクシーを捕まえ、久しぶりに自宅マンションに戻った。
 マンションの前に、ピンクのスカートに白いブラウスの若い女が立っている。
「梨香!」
 梨香が顔をあげ満面の笑みを浮かべた。
「どうしたのよ。電話しても出なかったじゃない」
 アンナが梨香の華奢な身体を抱きしめると、彼女の顔が急に曇りだした。
「実は……携帯電話を盗まれちゃって……」
「ちゃんと止めたの?」 
「それはもう手続きしたんだけど、実は、怪しい男につけられているの。ストーカーかもしれない」
「ストーカーって?」
「あたし……ずっと誰かに付けられているみたいなの」
「えっ」アンナが絶句する。「付けられているって誰に?」
「わからないんだけど、目つきの鋭い人なの。男の人。私、怖いわ……」
 彼女は深刻そうな表情で言った。冗談で言っている訳ではなさそうだ。
「ネットカフェにもついてきているみたいなの。個室に入っても、隣で聞き耳を立てられてる感じで……」
 アンナはマンションの周囲に視線を走らせた。人気はない。
「顔は見たことあるの?」
 梨香が頭を振る。
「マンションの場所も知られちゃってるみたい。今日も走ったりして撒いたつもりなんだけど……。さっき振り向いたら、遠くから睨みつけてくる人がいて……」
 もう一度周囲を探ったが、怪しい奴はいない。
「私が振り向いたときに隠れちゃうから、顔ははっきりと分からないの……」
「警察には相談したの?」
「うん。でもね、実害がないならこちらは動けないって言うの。マンションはオートロックだし部屋のドアの前には来ていないし。ただ後を付けられているだけ。それでも気味が悪くて……」
「そいつ、とっ捕まえよう」
「やめて、何か刃物でも持っていて刺されたら大変だから」
「とにかく、中に入って」
 アンナは梨香を自分の部屋に連れ込んだ。閉め切っていた部屋の空気を入れ替えたかったが、エアコンを入れただけで窓は開けなかった。
「他に何かされていないの?」
「はっきりしているわけじゃないんだけど……。ゴミ袋なんだけど…いつも私のだけ盗まれているみたい……」
 彼女は口を少し尖らせながら困った表情で言った。
「アンナさんに迷惑かけちゃうとって思ったんだけど、ここに来るしかなくて……」
「いいのよ、そんなの。梨香は可愛いから変な男に狙われるの。気をつけなくっちゃ……」
 そっと彼女を抱き寄せる。柑橘系のコロンの匂いが鼻をくすぐる。久しぶりに嗅ぐ梨香の匂いに、身体の奥が疼きはじめた。

 アンナは優しく微笑むと、梨香にキスをした。キスをしながらアンナが上になり、二人でベッドに横たわった。
「ちょっと休ませてください」
 立て続けにアンナに指で何度もいかされ、梨香はまだ息が荒かった。
「だぁめぇ……」
 アンナが硬くシコり起った梨香の乳首を舌で擽り、転がし、乳輪を舐め回しては吸った。梨香が可愛いい声で鳴く。アンナは体をズリ下げながら梨香の両脚の間に体を入れ、両膝の裏に両手を入れて持ち上げた。その膝を梨香に持たせると、自由になった両手で大きく拡げ、梨香の恥ずかしいところを間近で覗き込んだ。
 紅い粘膜が丸見えになるまで指先で拡げ、舌を伸ばすと粘膜をじっくりと舐め回した。
 強い刺激に、梨香が声をあげて果てた。
「もう……駄目です」
 梨香が背中を向けた。アンナが梨香を仰向けにし、冷えたシャンパンを梨香の腹に垂らした。梨香が小さな悲鳴を上げた。
「冷たい……」
 アンナが梨香の腹に溜まったシャンパンを舐めている。
「私、いつから失神してたの?」
「意識がなかったのは五分ほどよ」
「全然覚えていないわ」
 アンナがシャンパングラスをテーブルに置いて、梨香に抱きついた。彼女の身体が熱く火照っていた。彼女の身体が性的に満たされている証拠だった。
「何かあったの? アンナさん、今夜は一段と激しかった……」
「まあね、ひと仕事終えたの。最高の出来だった。だから、今夜は最高の夜にしたかったの」
「最高の夜になった?」
「あら、夜はまだ終わりじゃないわ」
 アンナが梨香に唇を重ねた。

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