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野獣よ暁に吼えろ 15


野獣よ暁に吼えろ 15

 無人の宿は水を打ったように静かだった。祭りの夜の浮ついた感じは微塵も無い。
 一平太は階段を上がり二階の廊下に出た。聡子の部屋の方に目をやる。真っ暗だった。部屋には誰もいないようだ。今夜も代貸しは来ないのかも知れない。
 自分の部屋に入る。二組の夜具が敷かれていた。明生から、今夜は戻らないと連絡があった。誰かと会っているようだった。
 これなら、ボディーガードの意味がないじゃないか。今夜は退屈な夜を過ごすことになるのかもしれない。
 一平太は風呂に入り、一人で夜具の上に寝転んだ。何もすることがなかった。一人を酒を飲んでいても空しいだけだ。どこか店に行くか。
 一平太が身体を起こしかけたとき、誰かがドアをノックした。
「一平太くん、まだ起きてる?」聡子だった。一平太は勢いよく起きあがった。
「部屋にいてくれてよかった」
 聡子がにこっと笑って、抱きついてくる。香水のいい匂いに鼻の奥をくすぐられる。
 聡子は、ブラウスにカーディガン、タイトスカートだった。昨夜より、穏やかな表情をしている。大きな胸と尻が、魅力的だった。
 聡子の豊満な乳房が一平太の逞しい胸板で潰れている。この感触に、一平太のペニスがむくむく起き上がってきた。
 聡子にだきついた。薄い香水の匂いに、ペニスは一層いきりたった。
「ちょっと待って」
「すいません……我慢できなくて」
「ビール、飲みたいわ……」
「は、はい」
 聡子が部屋から出て行った。しばらくして、ビールを二本盆に載せて戻ってきた。
 しばらく、二人でビールを飲みながらゆっくりした。聡子は、少し脚を崩す格好で正座をしていた。健康的な太腿がスカートから顔をだしている。一平太は聡子の身体の線が気になって仕方なかった。
 もう、我慢の限界だった。
「すみません。俺、もう我慢できません。お願いします」
「ええっ?」
 聡子は少し戸惑った表情を見せたが、やがて微笑んで、一平太にキスをした。そして、キスをしながら、そのまま布団に崩れ落ちた。
 一平太のまえで、聡子は、カーディガンを脱いだ。
 どちらからともなくキスし始めた。一平太は、言われたとおりに聡子の乳房を揉み始めた。片手には納まりきらない巨乳だった。
 聡子の口が半開きになり、喘ぎ声が漏れた。
 聡子のブラウスの前がはだけ、ブラジャーが首のあたりまでずり上がっていた。
 一平太は聡子のブラウスのホックを上から順番に外し、前を開いた。白いブラジャーが眩しい。下から上へずりあげた。乳房は真っ白で、うっすらと青く血管が透きとおって、張りがよかった。乳首も隆起している。聡子が肩を浮かせてブラウスを脱いだ。それから聡子が自分で背中に手を回しホックを外しブラジャーも外した。
 あの夜より動きが激しかった。聡子の手と一平太の手がつながる。じっとしてる間も、聡子は喘ぎ声をあげている。
 一平太が下から突き上げた。突き上げるスピードをあげて聡子を追い込んでいく。
 ぎしぎしと音を立てながら、激しく聡子を貫いた。聡子の身体を抱え込み、勢い良く腰を叩き込む。聡子も腰をグイグイと動かしながら、叫びとも絶叫ともつかない声を上げた。
 聡子のなまめかしい身体が弓なりにしなり、胸が卑猥に揺れている。
 聡子があられもない大きな声であげて達した。一平太は揺れていた聡子の胸を鷲づかみにして、絶頂の膣の締め付けを堪能した。
 聡子が動かなくなった。ペニスを抜くと、聡子の膣から精液がどろりと零れ落ち、シーツを汚した。そのまま、聡子はうつぶせに倒れた。
 一平太は自分のものを処理したあと、聡子の身体を仰向けにし、股間をテッシュで拭った。
 それから、聡子の股間を覗き込み、性器を拝んだ。女性器をじっくり見るのは初めてだった。聡子は性経験が豊富なはずだが、そこは処女のように鮮やかなピンク色をしていた。
 しばらくして、聡子が目をさました。
「ありがとう、拭いてくれたのね」
「えっ、はい。あの……すいません」
「どうしたの?」
「ごめんなさい。聡子の大事なところ見せていただきました」
「うふふ、いいわよ」
 聡子が一平太の抱きついた。
「明生さんが帰ってこないか、どきどきしちゃった」
「明生さんは、今夜は帰ってこないっす。誰かに会ってるみたいで」
「誰にあっているのかしら?」聡子が一平太のペニスに手を伸ばした。
「俺から聞いたって、明生さんにいっちゃ、だめですよ」
「ええ」一平太のペニスを弄びながら聡子が頷いた。
「多分、笙子さんに会っていると思うっす」

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