このブログについて
先日、「自分の能力を越えたところに目標を置かない」と書きましたが、そう思うことでヘビーな思いこみから解放されて、自由に書いていく気になれました。
さて、次に考えることは、はたして自分は何が書けるのか、ということです。
皆さんは、自分の小説が実は小説の体をなしていないかもしれないのではないかと、不安になったことはないですか?
私はしょっちゅうあります(もちろん、今もです)。
小説を書くためにはさまざまの技術があります。
なので、正しく小説を書くためには技術を学ばなければなりません。
その技術を使いこなせるようになることが重要なのです。
小説家に目指すなら小説を書くための技を身に着けるのは当然のことです。
そんなこと言われなくてもわかっているとお叱りを受けそうですけど、それが簡単なようで、意外と難しい。
世の中にはさまざまな小説作法の本が出版されていて、どれももっともらしいことが書いてあります。
なるほどと思わず膝を叩き、その瞬間から上手に小説を書けるような錯覚さえ起こります。
しかし。もちろんそんな甘いものではないです。
問題はその作法本の内容をいかに自分のものにするか、なのです。
スポーツでも小説でも、基本が大事です。
基本をおさえておかないと応用が利かないのです。
このブログでは、小説を書くための、ほんとうに基本的な事柄を取りあげていく予定です。
すでに多くの小説を書いてこられた人にとっては、ごく当たり前のことばかりかもしれません。
そういう人は気づいたことを教えていただければ助かります。
私はこのブログを私なりの小説作法の集大成にしたいと思います。
モチーフの見つけ方、プロットや構成のしかた、そして、小説の命ともいえる描写方法と会話。
それに、推敲とチェック方法、梗概の書き方等など。
まあ、脱線することも多いと思いますが……。
あくまでも私なりの「小説作法」なので、間違いとか誤解があるかもしれません。
それをご了承の上で、ご指導いただけると助かります。