小説のテーマ(2)
新人賞に応募するなら傾向と対策は必須なので、両者の分類はある程度必要なのは言うまでもありません。
しかし、そうであっても、書きたいものを書いて、出来上がった作品を見て、その時にどちらかに分類する必要があるのならそうすればいいのです。
重要なのは書くこと、です。
あれこれ決めてからでないとかけないというのは、ある程度の書き手になってから言うこと。
初心者は考えるより先にペンを取ること。
小説は面白ければそれでいいのです。
もちろん、「何がおもしろいか」は人によって違います。
あらゆる年齢、男女、職業、地域の人にとって面白い小説を書くのはプロの作家でも無理でしょう。
要するに書きたいことを書く。その中で、自分なりにどうかいたら面白いのかを考えながら書く。
そうして、出来上がった作品をじっくり見直して、「この作品のテーマは何なのだろうか」をじっくり考えるというのはどうでしょうか。