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愚かな毒鼠どもの眠れない夜 5


5.初めての女

 田辺は黙って絵美の前から姿を消した。鉄工所は普段と同じ様子だったが、あの日以降、田辺の姿を見ることはなかった。
 訴えられることは覚悟していたが、祐輔たちが捕まることはなかった。女子中学生を買っていたことがばれるのを恐れたからなのか、警察にも伝えなかったらしい。
「田辺さんから連絡が来なくなったんだぁ」
 週に一回ヤっていた上客からの連絡が途絶え、最初は絵美も気にしている様子だったが、やがて忘れてしまったのか彼女も田辺のことは何も言わなくなった。
 どうして田辺に対してあれほどの怒りを覚えたのか。いざ鬱憤を晴らしてしまうや、そもそも何に対して怒っていたかすら思い出せなくなってしまっていた。思春期の苛立ちをぶつける相手が欲しかっただけなのかもしれない。
「おまえ、太った変態親父とバイシュンしてたんだろ?」
 学校の不良男子たちはいつも面白がって絵美をいじめていた。絵美はそれを、男子たちが自分と親しくしてくれていると思っていたのか、嫌がる素振りは見せなかった。絵美には女子の友達がいなかった。バカな自分には友達なんてできないと思っていたので、自分を馬鹿にする男子たちに、絵美は懸命に愛想笑いを浮かべていた。
 そんな友人たちの絵美へのいじめを、祐輔は特に止めようとしなかった。絵美はいじめられ、馬鹿にされて喜んでいるのだから放っておいてもいい。そのときは本気でそう思っていた。
 不良たちは絵美にセックスをさせろよと、冗談っぽく言っていた。しかし、絵美とヤった奴は誰もいなかった。初体験を絵美で済ませるのは簡単だが、そうするのは恥だと誰もが思っていたのだ。

 学校の裏手に、使えなくなった冷蔵庫やエアコンなどの電気製品が置かれている空き地があった。取り囲むビルの壁に窓はなく、どこからも見られることはない。油と埃で汚れきったエアコンの室外機が、いつもぶうんと低い音を立てていた。辺りにはオイルの刺激臭臭いが漂っている。
 陽当たりも悪いこのゴミ捨て場が、仲間たちのたまり場だった。タバコを吸って酒を飲んでお喋りして笑い合う。
 仲間がいれば怖いものなどない。誰にも負けない。自分たちは無敵だと思っていた。
 その日も、たまり場で散々騒いだ後だった。
「お前、笹井中の中上か?」
 帰り道、後ろから声をかけられた。振り向くと、見覚えのある男が立っていた。この辺りにいつもいる、どこかの組のポン引きだ。
「そ、そうだけど……」
「ちょっときてくれよ」
 男が無愛想にいった。
「なんですか?」
「姐さんが呼んでいるんだ。ついてこい」
 何のことかわからなかったが、振り切って逃げたところで狭い街だ。すぐに見つかってしまう。
 仕方なく男の後をついていくと、古いアパートの前で止まった。
「二階の端の部屋だ。階段をあがって部屋に入りな」
 祐輔は恐る恐る階段をあがり、部屋のドアを開けた。寝巻きを着た女が、胡坐を掻いて和室の床に座っていた。派手な女だった。
「あたし、誰だか知ってるかい?」
 見覚えがあった。この辺りで有名なロクデナシ家族。
「前野さんのお母さん……?」
「あんたが中上君か。絵美から聞いてたけど、不良グループのリーダーなんだって?」
「まあ……」
 絵美はそんな風に俺のことを母親に話していたのか。
「部屋にあがりな」
 玄関をあがる。六畳間に夜具が一つ置いてあるだけで、生活の匂いはなかった。流しの傍に出前の丼が一つ置いてあった。
「絵美が学校でいじめられてるって本当かい?」
「からかわれているだけで、いじめられてるのとは違うと思うけど」
「あの子は学校でいじめられるっていってたけど」
 かまってもらえて嬉しいのかと思っていたが、男子にいじめられている自覚はあったのか。
「でも、中上君だけは私をいじめないんだって、いつもいってるんだよ。あの子、あんたのこと、気に入ってるみたいだね」
「そうかなあ……」
「頼みがあるんだけど」
 女が床から立ち上がった。大きな乳房が揺れる。
「学校で、あの子のことを守ってやってくれないかい? いじめられてたら助けてやって欲しいんだよ」
「そ、それは……」
「まあ、ただでとは言わんけどね」
 そういうと、絵美の母親は祐輔の前に立ち、するすると寝間着の帯を解き前を広げた。
「うわあ!」
「あんた、まだ童貞かい? 女の体、見た事ないんだろ? 見せてあげる。これも何かの縁だし。もう客はこないから、ゆっくりしていきな」
 祐輔は露になった女の裸に見入ってしまった。口もきけないほどに興奮し、身体がブルブルと震えてきた。極度に緊張しているのに、股間のモノは痛いほどに勃起してきた。
 絵美の母親はケラケラと笑い、祐輔の前に座った。
「そんなにがちがちに緊張しなくていいだろ? ほら、触りたいところ触っていいんだよ」
 ググッと歩み寄り、祐輔の顔のすぐ間近に乳房を摺り寄せてきた。
「で、でも……俺、お金なんか……」
「あんたから金取ろうなんて思ってないよ。学校で絵美を守ってもらうお礼に筆下ろししてやるっていってんだ」
 絵美の母親は祐輔の前で脚を大きく広げ、自分の股間に手を持っていき、指で陰唇を開いて見せた。
「あたしも妙に興奮してきたよ……。うふっ、何を固まってんのよ……そんな調子じゃ、何もできないよ。もっと気を楽にして、あたしのカラダに触るの……ね、わかった?」
 絵美の母親はそう言うと、いっそう近づいてきて祐輔の手を取り、乳房に触れさせた。
「あたしのオッパイ、大きいだろ? 絵美がオッパイ大きいのはあたし譲りなんだよ」
 絵美の母親は祐輔の手を取るともう一方の乳房を揉ませた。
「ああ、そう、その調子……乳首が立ってきたよ……下の方も、弄って……」
 絵美の母親が、ドサッと布団の上に仰向けに転がった。むっちりした太股を左右に開き、膝を立てた姿勢になった。その付け根で女性器が濡れ光っていた。
「ほ、ほんとにいいの?」
 祐輔はオズオズと訊いた。日頃不良を気取って遊び歩いている姿は無く、純情な童貞少年そのものだった。
「いいよ、早く、早く触って……」
 絵美の母親は、鼻に掛かった声で言った。  
 祐輔は屈みこむ様にして、指で絵美の股間を弄り始めた。粘るような湿り気を感じて指先に心地よかった。ただ闇雲に擦っていると、絵美の母親は自分から手を伸ばして祐輔の腕を掴んだ
「ここ……ここが女の一番感じるところ。ここを指の腹で捏ね回すんだよ」
 そう言って絵美は祐輔の指を陰核へ導いた。
 祐輔は言われた通り指の腹でゆっくりと捏ねると、絵美の母親は大きく腰を揺さぶってよがり声を上げた。
「さあ、あんたも裸になるのよ」
 そう言って絵美は祐輔の上着を脱がし、ズボンを脱がした。祐輔が慌てて手で股間を隠すと、「隠さんでもいいでしょ?」といってその手を払い、下着を脱がせた。
「さあ、おいで」
 絵美の母親は足を広げ、性器を露わにして祐輔の手を引っ張った。
「はやくおいで。ここだから」
 祐輔も決心して狙いを定めて身体を重ねた。絵美の母親はそのまま体の向きを変えると、祐輔の勃起に手を添えて濡れっそぼった秘唇にあてがった。
「ゆっくり押し込んでみ……」
 祐輔は言う通り腰をゆっくりと押し出していった。脈打つ太いペニスが彼女の肉びらを割った。祐輔はゆっくりと絵美の母親の奥へと突き立てていった。

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