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キチガイたちの挽歌 17



 江利香に対する男たちのレイプは、もう五時間にも及んでいた。
 誰もが汗だらけで腰を振り続けているだけの猿だった。
 入れ替わり立ち代わり男達に犯されて、だんだん意識が遠のいていき、このまま死んでしまうのではないかとすら思えた。
 裸を見られるのが恥ずかしいなんて、そんなことを感じる余裕はなかった。
 もう何人の男とセックスをしたのかすら分からない。本来なら、おそらくは人生の中で片手に納まるかどうかの人数としか経験しなかっただろうことを、一日で軽く超えてしまったことになる。そう思うと、とっくに枯れ果てたはずの涙が溢れ出して頬を伝った。
「おーい! なにグッタリしてんだよ、江利香ちゃんよお!」
 順番を待っていた最後の男が、まだ正常位で繋がっている最中のベッドに上がって来た。
「ケツ掘ってやれば目が覚めるんじゃね?」
 江利香を犯している男はそんなことを言いながら江利香を引き起こして、自分は仰向けになった。
「うっ……」
 騎上位の体勢を取らされて、男のペニスが根元まで埋まった。
「しゃーねえなあ。……江利香ちゃんさあ、ケツの穴にチンポ入れたことあるかなあ?」
 ベッドに上がってきた男は、無駄に大きな声を出しながら、江利香の後ろ側に回り込んだ。尻たぶを掴まれてグイッと左右に開かれると、江利香の尻の穴が露出した。
 もう羞恥心を感じる余裕なんかないと思っていたけれど、排泄器官を剥き出しにされて、江利香の顔はカッと熱くなって真っ赤に火照る。
「小っちぇー! こんなんで俺のチンポ入るのかあ!? ま、強引にいれちゃうけどね!」
「ひ……」
 男のペニスが江利香の尻の穴にピト、と狙いを付けたのが分かり、江利香は上擦った声を漏らした。
「や、やめて……やめてください……」
「お? もう目ぇ覚めてきたか? けど遅せえよ。今さら止められっかよ」
 後ろの男が腰を突き出し、亀頭がグイグイとお尻の穴を押してくるが、何の準備もしていない窄まりは当然口を開かない。
 それでも諦めずに押し込み続ける男は、江利香の腰をしっかりと掴んで、無理矢理ねじ込んできた。男のペニスを受け入れるにはあまりにも窮屈な穴が、メリメリと強引に押し広げられていく。
「か、はっ……」
 江利香は口をパクパクさせながら空中を仰ぎ見た。前と後ろを塞がれた圧迫感で、頭がどうにかなりそうだった。
「うひょー! マジきっちぃ!」
 後ろから尻を犯している男は、狂喜しながらペニスを奥まで入れると、力付くで出し入れを始めた。ほぐれていない尻の穴が限界を超えて出血する。
「あああ……」
「うら! うらあ!」
 激痛に咽び泣く江利香に構わず、男は後ろからガンガン腰をぶつけてきた。
「おい! 少しは遠慮しろよ! てめえが動いてると、こっちが動きにくいだろうが!」
 仰向けになっている前の穴を犯している男が怒鳴り声を上げると、江利香を後ろから犯している男も負けじと怒鳴り返す。
「うるせえ! ちょっとくらい待ってろ!」
「俺が先に入れてたんだぞ!」
「んなの知るかよ! やったもん勝ちだ!」
 短い応酬の後、二人の男は我先にと腰を前後させた。江利香の身体は激しい動きにガクガクと揺さ振られる。
「う……うぅ……」
 江利香はただ前後の穴を犯される痛みに呻いていた。
 しばらくすると下の男が静止して射精した。ピュル、と気持ちの悪い液体を中に放たれる感触と、それがジワリと暖かく広がっていくおぞましさは、もう何度目のことか……。
 直後に、後ろの男も江利香の尻の中に精を放つ。直腸に射精されたのは始めてのことで、また新たな場所を汚されたという思いがして、嫌悪感に全身がブルッと震えた。

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