寄生虫でダイエット効果 世界初証明
群馬大と国立感染症研究所の研究グループは、体内に特定の寄生虫がいると、脂肪が燃焼して痩せやすい体になることを、世界で初めて証明したらしい。
腸管寄生虫を感染させると、体重の増加が抑えられ、血中の中性脂肪も低下することを発見したとのこと。
そのまま太り続けた通常のマウスと比べ、28日間で2割も体重差が出たらしい。
詳しく分析すると、寄生虫はマウスの腸内にすむ特定の細菌を増やすことが分かった。
この細菌が作用して、脂肪細胞内で代謝を高める遺伝子が多く現れることが分かったという。
今は、水洗トイレとか衛生面が改善されたが、かつて日本は「寄生虫王国」だった。
寄生虫自身が栄養を横取りするから痩せるのはなく、寄生虫が宿主の代謝を高めることによる減量効果らしい。
痩せて運動能力が上がると天敵に捕まってしまう確率が下がって、寄生虫も生き延びられる確率が上がるという原理なら面白い。
ヒトと寄生虫は共生して長い時間をかけて進化してきた。
駆除すると免疫系含め色々と不調をきたすと考えられている。
何年か前、寄生虫の卵をのんでダイエットというのがあった。
でも人間に着くやつと牛に着くやつとでは、卵の段階では判別出来ないから素人はやるな、っと注意していた。
しかし、有効成分をサプリにするのなら期待が持てる。
サナダムシを体内に寄生させると同じようにダイエット効果があるらしいが、癌になるリスクも上がる。
早まらずしっかり体への影響を研究して欲しい。
昭和は寄生虫を体内で飼うのは当たり前だったが、令和は寄生虫を食すダイエットが流行りそうだ。